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マッサージベッドのウレタンクッションについて

マッサージベッドのウレタンクッション
治療院で使われているマッサージベッド、マクラ・ボディマットなどの中身には、主に「ポリウレタン」が使われています。
※一部のマクラ・ボディマットは、中身にゲル素材が使われています。
断熱材・床材・ゴルフボールから衣類まで、幅広い用途で使用されるポリウレタンには、数多くの種類があります。当ページでいう「ウレタン」とは、マッサージベッド、マクラ・ボディマットの大部分を占めている「軟質フォーム」を指します。
「軟質フォーム」はクッション性・耐久性にすぐれており、硬さのバリエーションが豊富にあります。一般的には「クッション」「スポンジ」と呼ばれています。
マッサージベッドのウレタンクッションについて
ウレタンとは?
ウレタンは、基本的には2種類の原料を混ぜ合わせ化学反応で発泡が進み、生成されます。発泡の工程で、素材の中にたくさんの気泡ができ、クッション材に適した、空気の部屋がいっぱいある構造(これを「セル構造」といいます)が出来上がります。
ウレタンは、その構造により硬さ、密度などの性質が異なってきます。
マッサージベッドのウレタンクッションの重要性
治療院用のマッサージベッド、マクラ・ボディマットには、家庭用の一般的なベッドやマクラより、硬めのウレタンクッションが用いられます。
施術の際、特にマッサージ・指圧などの手技療法の場合、患者さまの身体が沈みすぎては施術がスムーズに行えません。その一方で、マッサージベッドの素材が硬すぎたり、マクラ・ボディマットが硬すぎると患者さまがリラックスできず、施術の効果が半減してしまうかもしれません。
治療院用のマッサージベッドやマクラ・ボディマットは、「先生が施術をスムーズに行える」「施術を受ける患者さまがリラックスできる」という2つのニーズを同時に満たす必要があり、このニーズを満たす上でウレタンクッションは非常に重要な役割を持っています。

ウレタンフォームとチップウレタンの違い
ウレタンと一言でいってもそれには多大な種類があります。
混ぜあわせる原料や、その処方量、製造工程によっても、全く異なったものができます。
治療院のマッサージベッド、マクラ・ボディマットには何種類ものウレタンクッションが使われていますが、こちらは大きく分類すると2タイプに分けられます。ウレタンフォームと、チップウレタンです。
ウレタンフォームとは
通常ウレタンです。
一般的によく目にするきめ細かくムラがないスポンジのようなタイプです。
原料や製造の工程を調節することによって、ウレタンの性質を変えることができます。

チップウレタンとは
チップウレタンは、「再生ウレタン」や「チップフォーム」とも呼ばれています。
ウレタンフォームの製造工程で発生する破材や断材を細かく粉砕したもの(チップ)を、ムラがないよう混ぜあわせ、特殊な接着剤でつなぎ、圧縮成型したものが再生ウレタンです。
粉砕したチップ材や、他の成型条件を変えることにより、チップウレタンの密度や硬さの調節が可能です。

マッサージベッド、マクラ・ボディマットのクッション構造
一般家庭にあるベッドやマクラ・クッション類は、快眠のため・くつろぎのため、などの条件を満たすためにデザインされている寝具です。
治療院内で使われているマッサージベッド、マクラ・ボディマットは、当然ながら全く用途が異なり、患者さまが施術をより受けやすく、また先生方も施術が行いやすいようデザインされています。
同じマクラでも、少し形や用途が異なれば、中のウレタンを変えねばなりません。
ここでは、人気商品を数種類ピックアップさせていただき、中身のクッション構造がどんな風になっているのかをご紹介いたします。
※全てのマッサージベッドや、マクラ・ボディマットのクッション構造は以下のようになっているとは限りません。
マッサージベッド編

DXマッサージベッドや、定番のマッサージベッドは、チップウレタンを厚めに下に敷き、上にはあたりをよくする為1cm厚のやわらかいウレタンフォームを乗せています。
(ベッドによって、中のクッション構造は異なっておりますので、詳細についてはお問合せください)
チップウレタンが程良い硬さなので、上からの圧力にも沈みすぎず、マッサージに適しております。その上によりきめ細かいウレタンフォームを乗せ、クッション性や実際乗った時の心地良さを演出しています。チップウレタンが厚めに下に敷かれているので、そのまた下にあるベッドの木製の板や金属フレームがあたって痛いなどと感じることはありません。
普通のベッドやソファで施術をすると、ベッドが沈みすぎうまくいきません。また、先生も無駄に労力を使ってしまうことになりますので、極力避けましょう。
かどまるマクラ編

マッサージベッドと同様で、マクラ・ボディマットでも何種類かのウレタンフォームを組み合わせてできているものがあります。
まずはかどまるマクラのクッション構造を見てみましょう。
このマクラは中の芯にチップウレタン、その周りには1cm厚の柔らかなウレタンフォームがぐるっと巻いてあります。また、角が丸く成形されているので角が気にならず、頭部をサポートするのに最適です。
芯にあるチップウレタンが太くしっかりしているので、頭部や首へのマッサージをしている時でも沈みすぎないようになっています。
ニューフェイス編

こちらは、よく治療院で見かける、まあるいマクラ。
うつ伏せ時に、顔面をサポートする為の形です。
かどまるマクラと違い、こちらは顔面をすっぽりサポートするようになっているので、やわらかくしっかりサポート力のあるウレタンの層が厚めに入っています。
こういった形のマクラも、やはりチップウレタンが下に敷かれていますが、このチップウレタンの役割は顔のサポートというよりかは、マクラの形状をキープする為にあります。ウレタンフォームが厚くなっていますので、顔にチップウレタンがあたることはなく、長時間使用しても患者さまの顔への負担が少ないと言えます。
足置きクッション編

この商品は名前の通り足の下に置いたり、患部を高い位置でサポートしたり、また患者さまが無理な体勢にならないよう膝の下などに入れて使用するクッションです。こちらもあたりをよくする為、カーブしている部分は全て1cm厚のやわらかいウレタンフォームで覆われています。中には硬いチップウレタンが詰まっているので、足や膝、また腕などもしっかりサポートします。
よく使われているウレタンクッション
こちらでは、よくマッサージベッド、マクラ・ボディマットに使われているウレタンを紹介します。

■YJT 密度:- 硬さ:- 特長:スーパーソフトタイプ
ソフトウレタンの中でも、とてもやわらかいタイプ。包み込むような感覚が得られる。特殊なベッドのみ使用。

■HB 密度:20 硬さ:115 特長:スタンダードタイプ
ソフトウレタン。密度が低くへたりやすい。マクラ、バストマットなど、幅広く使われている。やわらかさを引き出すには最適な素材。

■JD 密度:30 硬さ:130 特長:スタンダードタイプ
ソフトウレタン。密度が高く比較的へたりにくい。やわらかいが、へたりにくく強い素材なので、マッサージベッドなどの天板の上の層に用いられることが多い。

■CP 密度:21 硬さ:155 特長:スーパーハードタイプ
ソフトウレタン。JDより少し硬いが、密度は低いのでへたりやすい。あまり使われていない素材。

■RRK 密度:- 硬さ:- 特長:低反発ウレタン
低反発ウレタン。低反発のベッドによく使われているウレタン。

■LG 密度:63 硬さ:200 特長:微粉砕
6000番チップウレタン。マッサージベッドの天板に用いられる最もスタンダードなチップウレタン。

■LH 密度:75 硬さ:290 特長:微粉砕
7000番チップウレタン。6000番より硬く、よくアプローチシリーズなどで使われる。

■LM 密度:105 硬さ:550 特長:微粉砕
10000番チップウレタン。訓練台やソファなどで使われており、局部的な圧力をかけてもあまり変形しない硬いチップウレタン。

